球脊髄性筋萎縮症とひとつ屋根の下 神経難病の治療と日常生活

球脊髄性筋萎縮症の発症から二十数年、現在の日常生活までを詳しくわかりやすく書いていきます。

治験に使用する酢酸リュ−プロレリンとは?

治験に使用する薬

酢酸リュ−プロレリン

この薬はホルモン療法に使用され、内分泌療法薬という種類の薬です。その種類の中で「LH-RHアゴニスト薬」と呼ばれるグループに属します。下垂体に作用してホルモン分泌を抑えることで、精巣では男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌を抑制して前立腺がん細胞の増殖を抑えます。
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球脊髄性筋萎縮症は男性ホルモンが悪さに関与しているようです。

【主な副作用・毒性】間質性肺炎アナフィラキシー様症状、関節痛、血清リン上昇、脱毛、多毛、口内炎、口渇、心悸亢進、赤血球増多、白血球減少、頻尿、排尿困難、口唇・四肢のしびれ、知覚異常、脂質代謝異常、筋肉痛、黄疸
あくまで統計です。

副作用が怖い薬ですよね。

つづく

臨床につながる 神経・筋疾患

臨床につながる 神経・筋疾患

  • 発売日: 2017/12/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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